design-compare

Design comparison MCP server and Pi extension with structural, perceptual, strict, and iPad layout-integrity modes

Packages

Package details

extensionskill

Install design-compare from npm and Pi will load the resources declared by the package manifest.

$ pi install npm:design-compare
Package
design-compare
Version
1.0.0
Published
Sep 21, 2026
Downloads
181/mo · 181/wk
Author
__tomozo__
License
MIT
Types
extension, skill
Size
465.4 KB
Dependencies
0 dependencies · 2 peers
Pi manifest JSON
{
  "extensions": [
    "./extensions/design-compare/index.ts"
  ],
  "skills": [
    "./skills"
  ]
}

Security note

Pi packages can execute code and influence agent behavior. Review the source before installing third-party packages.

README

design-compare MCP Server

design-compare は、Figmaのデザインモックと実装されたWebページの表示内容を、画像処理および幾何データ比較のプログラムアルゴリズムによって検証するMCP(Model Context Protocol)サーバーです。

従来のピクセル単位の厳密な比較(Pixel Perfect)だけでなく、文字の内容やフォント描画の違いを無視した**「レイアウトや要素の配置テンプレート(骨組み)の再現性」**を検証するための各種モードを提供します。


1. 4つの検証モード (mode)

本ツールは、検証の目的に応じて以下の4つの比較アルゴリズム(モード)を提供します。LLM等の非決定性(結果がブレる)をもたらす生成AI処理は一切使用しません。

モード名 (mode) 検証アプローチ 比較対象となるデータ 主な用途
layout_tree(構造的比較) DOM構造 vs Figma構造 FigmaとWebそれぞれの要素の幾何位置 (Bounding Box JSON) 親要素に対する相対的なX, Y, Width, Height比率を算出し、要素の並び順や階層が合っているかをデータレベルで比較します。文字や色の違いを完全に無視して**「配置テンプレート(木)」**を検証します。
perceptual(知覚的画像VRT) 空間の明暗配置パターン 画像パス / base64 で指定した Figma の画像 vs Web スクショ 画像を粗く縮小(16x16)してグレースケール化し、Average Hash(aHash)の明暗パターンとして比較します。文字内容やフォント・色の違いを無視し、**「見た目の大まかなレイアウト配置」**が合っているかを判定します。
strict(厳密画素VRT) 画素単位のビジュアル比較 画像パス / base64 で指定した Figma の画像 vs Web スクショ pixelmatch アルゴリズム(Go 実装: github.com/orisano/pixelmatch)を用い、画素単位で色の違いを厳密に比較します(既定ではアンチエイリアスの境界は自動除外。include_aa=true で AA 境界も差分に含める)。色味や余白、線の太さなど、微細なビジュアル差異の検知に使用します。両画像はピクセル寸法(縦横の画素数)が完全に一致している必要があります。 Retina 環境の DPR(device pixel ratio)差やフルページ撮影などでサイズが異なる場合は image size mismatch エラーになるため、同じビューポートサイズと DPR で両スクリーンショットを撮り直すか、サイズの異なる画像も比較できる perceptual モードを使用してください。
layout_integrity(レイアウト崩れ検査) Web DOMボックス vs CSSビューポート Web側の要素の幾何位置 (Bounding Box JSON) のみ(Figma不要) Figmaのデスクトップ/モバイル フレームがピクセルパーフェクトでも、タブレット幅では崩れることがあります。Web DOMのBounding BoxとCSSビューポートだけを比較し、横方向のはみ出し(viewport_overflow_x)と親要素からの逸脱(parent_overflow)を検出します。既定は iPad 縦向き 768x1024 CSS px。横向き 1024x768 は viewport_preset=ipad_landscape(または viewport_width/viewport_height)で検査します。縦スクロール(高さ超え)は失敗にしません。

差分画像 (diff_image) の見方 (perceptual モード)

perceptual モードのレスポンス diff_image は、aHash比較の結果を可視化した 256x256ピクセルのブロック図(base64 data URI)です。画像全体が 16x16 = 256 個のセルに区切られ、各セル(aHashの1ビットに対応)は 16x16ピクセルの正方形ブロックとして描画されます。

  • 赤いセル: その位置の明暗パターン(画像全体の平均輝度に対して明るいか暗いか)が image A(Figma側)と image B(Web側)で不一致であることを示します。レイアウトの骨組みがズレている箇所の目安になります。
  • 赤以外のセル: 明暗パターンが一致したセルで、image A 側の同じ位置の平均輝度をグレースケールで表示しています。
  • generate_diff を false に指定した場合は差分画像を生成せず、diff_image は空文字列で返されます。
  • diff_on_mismatch を true に指定した場合、判定が success なら diff_image は空文字列、mismatch なら差分画像が返されます。
  • diff_image_content を true に指定し、かつ diff_image が空でない場合、MCP 応答の content[0](JSON テキスト)の後に image/png の image コンテンツが付きます。既定は false で、既存クライアントは content[0] だけを読めば足ります。
  • 不一致セルがある場合、応答に機械可読な diff_cells(例: [{"grid_x": 3, "grid_y": 4}])が付きます。座標は 16x16 グリッドの 0–15 で、行優先の決定論的順序です。セル (x, y) は画像の [x/16, (x+1)/16) × [y/16, (y+1)/16) に対応します(256x256 の diff_image では 16x16 ピクセルのブロック)。generate_diff=false でも返します。

差分画像 (diff_image) の見方 (strict モード)

strict モードのレスポンス diff_image は、pixelmatch が生成した差分画像(base64 data URI)です。pixelmatch の既定の配色で描画されます(マゼンタ等の色は使われません)。

  • 赤いピクセル: 両画像で色差が threshold を超えた差分ピクセル(差分カウント diff_pixels の対象)。
  • 黄色いピクセル: アンチエイリアス境界由来と判定され、差分カウントから自動除外されたピクセル(include_aa=false の既定時)。include_aa=true では AA 境界も差分として数え、黄色除外は行われません。
  • それ以外の領域: 差分がなかった箇所で、image A(Figma側)の輝度をグレースケール化して白寄りに薄めた階調で表示されます。
  • generate_diff を false に指定した場合は差分画像を生成せず、diff_image は空文字列で返されます。このとき算出対象の差分画像が存在しないため、diff_regions も応答に含まれません。
  • diff_on_mismatch を true に指定した場合、判定が success なら diff_image は空文字列、mismatch なら差分画像が返されます。
  • diff_image_content を true に指定し、かつ diff_image が空でない場合、MCP 応答の content[0](JSON テキスト)の後に image/png の image コンテンツが付きます。既定は false で、既存クライアントは content[0] だけを読めば足ります。
  • 差分ピクセルがある場合(generate_diff が true のとき)、応答に機械可読な diff_regions(例: [{"x": 0, "y": 0, "w": 100, "h": 100, "diff_pixels": 10000}])が付きます。pixelmatch 差分画像の赤いピクセルを 4 近傍連結成分に分割し、bounding box と差分ピクセル数を算出します。差分ピクセル数の多い順に最大 10 件で、座標は画像のピクセル座標です。黄色いアンチエイリアス除外ピクセルは含めません。

layout_integrity モードの検査内容とレスポンス

Figma 比較は「あるキャンバス幅での再現」しか見ないため、iPad 縦向き・横向きのような別幅での崩れは見逃します。layout_integrity は Web の Bounding Box だけを見て、指定した CSS ビューポートではみ出していないかを判定します。

  • 入力: web_layout または web_layout_path(layout_tree と同じ WebNode JSON)。figma_*・画像・threshold / min_match / pass_rate / max_diff_pixels / include_aa / generate_diff / diff_image_content / count_extra_web / max_details は非対応です。
  • 既定ビューポート: 768×1024 CSS px(viewport_preset 未指定 = ipad_portrait)。
  • 横向き: viewport_preset=ipad_landscape(1024×768)。任意サイズは viewport_width / viewport_height(0 より大きい値。指定時はプリセットを上書き)。
  • viewport_overflow_x: x < 0 または x+w > viewport_width(1px の丸めは許容)。ビューポート高さ超えはページスクロールとして扱い、失敗にしません。
  • parent_overflow: 子ボックスが親ボックスからいずれかの辺で 1px 超えてはみ出す。親が JSON に無い場合はこの検査をスキップします。
  • 合否: 崩れ 0 件 → success / 1 件以上 → mismatch / 検査対象がすべて除外 → skipped。Web ノードが 1 件もない、または全ノードで w/h が 0 以下(width/height 等のキー名ミス疑い)の場合も mismatch です。match_rate は返しません。
  • 応答: status, mode, viewport_width, viewport_height, checked_nodes, issue_count, details, ignored_count。崩れがあるとき issues(type / selector / detail)。viewport_preset を渡したときはエコーします。unmatched_ignores / unmatched_ignore_regions は該当時のみ。

横向きを検査するときは、ブラウザを 1024×768 にリサイズしたあと の DOM 座標を渡してください。縦向きで撮った座標に横向きの幅を当てても意味がありません。


一様画像(ベタ塗り)の警告 (warnings)

perceptual モードでは、aHash が各画像自身の平均輝度で明暗を2値化するため、一様(単色のベタ塗り)画像は全セルが同一ビットになります。その結果、全面白 vs 全面黒のようなペアでも一致率100%・success となり、撮影失敗(真っ黒スクショ等)が無検証で合格する恐れがあります。

image A / B のいずれかが一様と検出された場合、status / match_rate は従来どおり変えず、代わりに応答へ warnings フィールド(例: ["degenerate aHash: image A is uniform; perceptual match may be unreliable"])を付けて通知します。通常の明暗パターンを持つ画像ペアではこのフィールドは含まれません。

両画像のアスペクト比(幅/高さ)の大きい方と小さい方の比が 2.0 を超える場合も、16x16 への引き伸ばしで幾何が歪むため同じ warnings に aspect ratio mismatch: ... を追加します。status / match_rate は変えません。


2. パラメータリファレンス (compare_design)

compare_design ツールの全パラメータを以下に示します。mode(必須)には layout_tree / perceptual / strict / layout_integrity のいずれかを指定します(各モードの詳細は「1. 4つの検証モード (mode)」を参照)。なお strict では比較前に両画像のピクセル寸法(縦横の画素数)が完全に一致している必要があり、異なる場合は image size mismatch エラーになります(同一ビューポート・DPR で撮り直すか perceptual モードを使用)。

注意: モードごとに意味やスケールが異なるパラメータ(特に threshold)があります。また、当該モードでは効果を持たないパラメータ(例: layout_tree への min_match、perceptual への pass_rate)を指定すると、比較を実行せずに parameter 'X' is not supported in mode 'Y' のツール実行エラーが返ります。パラメータと有効モードの対応表は「9. 破壊的変更」を参照してください。

入力データ

パラメータ 型 対象モード 説明
image_path_a string perceptual / strict 参照画像 A(Figma 側)のローカルファイルパス。image_a_base64 と排他で、どちらか一方が必須。対応フォーマット: PNG / JPEG / GIF。
image_path_b string perceptual / strict 比較対象画像 B(Web 側)のローカルファイルパス。image_b_base64 と排他で、どちらか一方が必須。対応フォーマット: PNG / JPEG / GIF。
image_a_base64 string perceptual / strict 参照画像 A の base64 エンコード文字列。data:image/png;base64,... 形式の data URI も受け付け(;base64, までのプレフィックスは自動で除去)。改行・スペース等の ASCII 空白はデコード前に除去する(MIME 76 文字折り返しなど)。image_path_a と排他。対応フォーマット: PNG / JPEG / GIF。
image_b_base64 string perceptual / strict 比較対象画像 B の base64 エンコード文字列。data:image/png;base64,... 形式の data URI も受け付け(;base64, までのプレフィックスは自動で除去)。改行・スペース等の ASCII 空白はデコード前に除去する(MIME 76 文字折り返しなど)。image_path_b と排他。対応フォーマット: PNG / JPEG / GIF。
figma_layout string layout_tree Figma ノードリストの JSON 文字列(インライン指定)。figma_layout_path と排他で、どちらか一方が必須。
figma_layout_path string layout_tree Figma ノードリスト JSON ファイルのローカルパス。figma_layout と排他。
web_layout string layout_tree / layout_integrity Web DOM ノードリストの JSON 文字列(インライン指定)。web_layout_path と排他で、どちらか一方が必須。
web_layout_path string layout_tree / layout_integrity Web DOM ノードリスト JSON ファイルのローカルパス。web_layout と排他。

比較条件(閾値・除外・ビューポート)

パラメータ 型 対象モード 範囲 デフォルト 説明
threshold number layout_tree 0.0–1.0 0.15 BoundingBox の幾何差分(相対座標・相対サイズの L2 距離)に対する許容差。
threshold number perceptual 1.0–100.0 98.0 後方互換のため min_match(一致率%)のエイリアスとして受け付ける。1.0 未満は strict モードの 0.0–1.0 スケールとの混同を防ぐためエラーになる。min_match との同時指定もエラー。min_match の使用を推奨。
threshold number strict 0.0–1.0 0.1 色差の許容度(pixelmatch の color diff tolerance)。
min_match number perceptual 0.0–100.0 98.0 合格に必要な最低一致率(%)。実効値(threshold エイリアス解決後を含む)は応答の min_match として常に返される。
min_match number strict 0.0–100.0 なし 合格に必要な最低一致率(%)。未指定なら判定に使わず max_diff_pixels のみで判定する。指定時は max_diff_pixels と併用され、どちらか一方でも超過すると mismatch。max_diff_pixels を省略したまま指定すると既定 0 が判定を支配するため、status / match_rate は変えず応答へ warnings を付ける。
pass_rate number layout_tree 0.0–100.0 98.0 合格に必要な最低一致率(%)。
max_diff_pixels number strict 0 以上 0 許容される差分ピクセル数の上限。デフォルトの 0 は「1px でも差分があれば mismatch」を意味する。
include_aa boolean strict true / false false true の場合、アンチエイリアス境界ピクセルも差分として数える(pixelmatch の IncludeAntiAlias)。既定 false は現行どおり AA 境界を差分カウントから除外する。
ignore_nodes string layout_tree / layout_integrity — 空 比較から除外する識別子のカンマ区切りリスト。layout_tree では Figma Node ID / Node Name / Web Selector、layout_integrity では Web Selector。末尾が * のエントリはプレフィックス一致(例: .ad-* は .ad-banner に一致)として扱われ、命名規則に従うグループを列挙なしで除外できる。どのノードにも一致しなかった除外エントリは unmatched_ignores として応答される(プレフィックスエントリは一致ノードが1つも無い場合のみ報告)。全ノードが除外されて比較ペアがなくなった場合は比較を実施せず、status は skipped(比較未実施)になる。
ignore_region string 全モード — 空 除外する矩形領域。x,y,w,h(px 単位、x,y >= 0・w,h > 0)をセミコロン区切りで列挙(例: 10,20,100,50;200,300,80,60)。perceptual / strict では比較前に両画像を白でマスクし、パースできた領域数は応答の ignored_regions に常に含まれる。画像と全く交差しない領域は out_of_bounds_regions として応答される。perceptual で両画像のサイズが異なる場合、同じ座標は各画像の絶対ピクセルとして適用され、details に注記が入る。layout_tree / layout_integrity では BoundingBox の中心点が領域内にあるノードを除外し(layout_tree では両側から、layout_integrity では Web ノードを)、除外数は ignored_count に加算される(全件除外時は skipped)。どのノード中心とも重ならない領域は unmatched_ignore_regions として応答される。
viewport_preset string layout_integrity ipad_portrait / ipad_landscape 未指定時は縦向き相当 iPad 既定サイズ。ipad_portrait = 768×1024、ipad_landscape = 1024×768。
viewport_width number layout_integrity 0 より大 768 CSS ピクセルのビューポート幅。指定時は viewport_preset の幅を上書きする。
viewport_height number layout_integrity 0 より大 1024 CSS ピクセルのビューポート高さ。指定時は viewport_preset の高さを上書きする。
count_extra_web boolean layout_tree true / false false true の場合、どの Figma ノードにもマッチしなかった Web ノード(実装側の余分な要素)を一致率の分母に加算して一致率を下げる。
max_details number layout_tree 0 以上 0 details の最大件数。0(未指定)は無制限。1 以上のとき先頭の summary 行を残したまま指定件数に切り詰め、末尾に ... and N more details omitted (max_details=M) を付ける。
generate_diff boolean perceptual / strict true / false true false の場合は差分画像を生成せず、diff_image は空文字列で返される。strict の diff_regions も差分画像が無いため含まれない。
diff_on_mismatch boolean perceptual / strict true / false false true かつ判定が success の場合、応答の diff_image を空文字列にする(失敗時の分析用に差分画像は残しつつ、成功時のトークン消費を抑える)。generate_diff=false のときはもともと空。
diff_image_content boolean perceptual / strict true / false false true かつ diff_image が空でない場合、JSON テキストの後に MCP image コンテンツ(image/png)を付ける。既定は JSON のみ。

layout_tree / layout_integrity 入力 JSON スキーマ

figma_layout / figma_layout_path の内容は FigmaNode オブジェクトの配列(layout_tree のみ)、web_layout / web_layout_path の内容は WebNode オブジェクトの配列 の JSON です(layout_tree と layout_integrity で共通)。

Figma 側(FigmaNode):

フィールド 型 必須 説明
id string ○ Figma ノード ID。parent の参照先、および ignore_nodes の除外対象としても使用される。
name string ○ Figma ノード名。details 出力、および ignore_nodes の除外対象としても使用される。
x / y / w / h number ○ ノードの BoundingBox(Figma キャンバス上の絶対座標とサイズ)。
parent string — 親ノードの id。省略時は親なしとして扱われる。入力内のどの id にも一致しない場合は絶対座標比較へフォールバックし、応答に unresolved_parent_refs が付く。

Web 側(WebNode):

フィールド 型 必須 説明
selector string ○ 要素識別子(CSS セレクタ等)。parent の参照先、および ignore_nodes の除外対象としても使用される。
x / y / w / h number ○ 要素の BoundingBox(ページ上の絶対座標とサイズ)。
parent string — 親要素の selector。省略時は親なしとして扱われる。入力内のどの selector にも一致しない場合は絶対座標比較へフォールバックし、応答に unresolved_parent_refs が付く。

最小例 — figma_layout(figma_layout_path で指定するファイルも同じ形式):

[
  {"id": "1", "name": "Card", "x": 0, "y": 0, "w": 400, "h": 300},
  {"id": "2", "name": "Button", "x": 100, "y": 100, "w": 200, "h": 50, "parent": "1"}
]

最小例 — web_layout(web_layout_path で指定するファイルも同じ形式):

[
  {"selector": "#card", "x": 0, "y": 0, "w": 400, "h": 300},
  {"selector": "#card button.primary", "x": 100, "y": 100, "w": 200, "h": 50, "parent": "#card"}
]

parent を持つノードは「親の BoundingBox に対する相対的な位置・サイズ(比率 0–1)」で比較され、レスポンシブなスケール差が吸収されます。親を持たないノード(および幅・高さが 0 の親を持つノード、解決できない parent)は絶対座標のまま比較され、比較ペアの片側でも絶対座標なら両側を生ピクセルにそろえます。このとき threshold(0.0–1.0、既定 0.15)は比率ではなく px 差分 に対して適用されます。実比較されたペアのうち絶対座標空間で比較された件数は応答の absolute_mode_pairs に入り、details にも 1 行注記されます。parent が空でないのに解決できない参照は status を変えず unresolved_parent_refs(例: Figma: '999' / Web: '.foo')として応答されます(unmatched_ignores と同様の誤用検出)。

width / height など w / h 以外のキー名は Unmarshal 時に無視され、幾何値がすべて 0 のノードになります。Figma または Web のいずれかで過半数のノードが幅・高さともに 0 の場合、status は変えず応答に zero_geometry_warning を付けます(unmatched_ignores と同様の誤用検出)。


3. レスポンスフィールド (compare_design)

compare_design の成功時レスポンス(ツール実行エラーではない JSON)のフィールドをモード別に示します。合否分岐やリトライは文字列の match_rate(例: "100.00%")ではなく数値の match_rate_value(0.0–100.0)と status を使ってください。

status の取りうる値

値 意味 出るモード
success 合格(閾値を満たした、または崩れ 0 件) 全モード
mismatch 不合格(閾値未達、または崩れ 1 件以上 / 検査対象なし) 全モード
skipped 比較・検査を実施していない(全ノードが ignore_nodes / ignore_region で除外された等) layout_tree / layout_integrity のみ

perceptual / strict に skipped はありません。入力エラーやモード非対応パラメータは JSON 応答ではなくツール実行エラー (IsError: true) になります。

比較モード共通(layout_tree / perceptual / strict)

フィールド 型 説明
status string 上記の合否。
mode string 実行したモード名。
match_rate string 一致率の表示用文字列(%.2f%%)。パースせず表示に使う。
match_rate_value number 一致率(0.0–100.0)。pass_rate / min_match と直接大小比較できる。
details string / string[] 人間向けの補足。layout_tree は文字列配列、画像モードも配列。

layout_integrity は Figma 比較ではないため match_rate / match_rate_value を返しません(status / mode / details は返す)。

layout_tree

フィールド 型 常に返す 説明
matched_nodes number ○ 一致したノード対数。
total_nodes number ○ 分母(比較ペア数。count_extra_web=true なら余分な Web ノードも含む)。
ignored_count number ○ ignore_nodes / ignore_region で除外したノード数。
effective_threshold number ○ 判定に使った BoundingBox 許容差(未指定時は既定 0.15)。
pass_rate number ○ 合格に使った最低一致率 %(未指定時は既定 98.0)。
extra_web_count number ○ どの Figma ノードにもマッチしなかった Web ノード数。
absolute_mode_pairs number ○ 実比較ペアのうち絶対座標(生 px)空間で比較された件数。この件数では threshold は比率ではなく px に対して適用される。
unmatched_ignores string[] 非空時のみ ignore_nodes のうちどのノードにも一致しなかったエントリ。
unmatched_ignore_regions string[] 非空時のみ どのノード中心とも重ならない ignore_region。
extra_web_nodes string[] 非空時のみ 余分な Web ノードのセレクタ。
zero_geometry_warning string 非空時のみ 過半数ノードの w/h が 0 のときの誤用検出。
unresolved_parent_refs string[] 非空時のみ 解決できない parent 参照。

perceptual

フィールド 型 常に返す 説明
min_match number ○ 判定に使った最低一致率 %(threshold エイリアス解決後を含む。未指定時は既定 98.0)。
diff_image string ○ 差分画像の base64 data URI。generate_diff=false または diff_on_mismatch=true かつ success のときは空文字列。
total_blocks number ○ aHash セル総数(常に 256)。
diff_blocks number ○ 不一致セル数。
image_size_a / image_size_b string ○ 各画像のピクセル寸法(例: "800x600")。
ignored_regions number ○ パースできた ignore_region の件数。
warnings string[] 非空時のみ 一様画像・アスペクト比差など。status / match_rate は変えない。
out_of_bounds_regions string[] 非空時のみ 画像と交差しない ignore_region。
diff_cells object[] 非空時のみ 不一致セルの {grid_x, grid_y}(16x16、0–15)。

strict

フィールド 型 常に返す 説明
total_pixels number ○ 比較したピクセル総数。
diff_pixels number ○ 色差が threshold を超えた差分ピクセル数(既定ではアンチエイリアス除外後。include_aa=true なら AA 境界も含む)。
min_match number 指定時のみ 指定したときだけ判定に使い、応答へ echo する。
diff_image string ○ pixelmatch 差分画像の base64 data URI。生成しない場合は空文字列。
image_size string ○ 両画像共通のピクセル寸法。
effective_threshold number ○ 判定に使った色差許容(未指定時は既定 0.1)。
ignored_regions number ○ パースできた ignore_region の件数。
warnings string[] 条件付き min_match のみ指定し max_diff_pixels を省略したとき(既定 0 が判定を支配する旨)。
out_of_bounds_regions string[] 非空時のみ 画像と交差しない ignore_region。
diff_regions object[] 非空時のみ 赤い差分ピクセルの bounding box(generate_diff が true のとき)。

layout_integrity

§1 の「応答」と同じ。status / mode / viewport_width / viewport_height / checked_nodes / issue_count / details / ignored_count。崩れがあるとき issues。viewport_preset 指定時はエコー。unmatched_ignores / unmatched_ignore_regions は該当時のみ。


4. 開発とビルド方法

前提条件

  • Go 1.26 以上

ビルド手順

リポジトリルートで以下のコマンドを実行し、バイナリをコンパイルします。

go build -o design-compare

CLI ワンショット比較

引数付きで起動すると MCP ハンドシェイクなしで compare_design を1回実行し、ツールと同じ応答 JSON を stdout に出して終了します(0 = success / 2 = mismatch / 1 = エラー)。引数なし起動は従来どおり stdio MCP サーバーです。

./design-compare --mode strict --image-a a.png --image-b b.png
./design-compare --mode layout_tree --figma-layout-file figma.json --web-layout-file web.json
./design-compare --help

主なフラグ: --mode / --image-a / --image-b / --figma-layout-file / --web-layout-file / --threshold / --min-match / --pass-rate / --max-diff-pixels / --include-aa / --ignore-region / --generate-diff

単体テストの実行

ブラウザの起動を必要としない超高速なメモリ内画像/ツリーデータ検証テストが実行できます。

go test -v ./...

5. 各種ツール(Codex / Claude)へのセットアップ手順

本サーバーは、Codexのローカルプラグインとして動作するほか、Claude DesktopやClaude Codeなどの一般的なMCPクライアントにインポートして使用することができます。

A. Codex(Piプラグイン)としてインストールする場合

  1. ~/.codex/config.toml にローカルマーケットプレイスを設定:
    [marketplaces.design-compare-marketplace]
    source_type = "local"
    source = "/Users/username/workspace/design-compare" # リポジトリへの絶対パス
  2. Codex CLIでプラグインをインストール:
    codex plugin add design-compare@design-compare-marketplace

B. Claude Desktop に追加する場合

設定ファイル(Mac: ~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.json)の mcpServers セクションに以下の設定を追記します。

{
  "mcpServers": {
    "design-compare": {
      "command": "/Users/username/workspace/design-compare/design-compare"
    }
  }
}

C. Claude Code (CLI) に追加する場合

以下のコマンドを実行して、MCPサーバーとして追加します。

claude mcp add design-compare "/Users/username/workspace/design-compare/design-compare"

D. Pi に追加する場合

npm からインストールすると、compare_design ツールと design-compare スキルが有効になります。初回ロード時に Go バイナリをビルドするため、利用マシンに Go 1.26 以上 が必要です。

pi install npm:design-compare
pi update npm:design-compare   # 更新
pi remove npm:design-compare   # アンインストール

6. 全自動でのデザイン検証ワークフロー

有効化されると、AIエージェントは自動的に他のツール(Figma MCPやChrome-DevTools MCP)と連携して、ログイン状態などを維持したまま全自動でVRT/構造検証を実行します。

プロンプト例:

「Figmaのこのデザイン(Figma URL)と、ローカルの http://localhost:3000/dashboard を比較して。テンプレート(配置)が同じかどうかを検証したい」

AIの自律的な処理フロー:

  1. デザインデータの取得: AIが figma MCPを使ってデザイン画像やレイアウト座標(JSON)を取得。
  2. 実装データの取得: AIが chrome-devtools MCP等を使ってWebページを自動操作(必要なら自動ログイン)し、実装された要素のスクショやDOM座標(JSON)を取得。
  3. 比較の実行: AIが本ツールの compare_design を呼び出して比較を実行。
    • 例: compare_design(mode="layout_tree", figma_layout="...", web_layout="...", pass_rate=95.0)
    • 加えて、ブラウザを iPad 縦向き 768×1024 と横向き 1024×768 にリサイズして DOM を取り直し、mode="layout_integrity"(横向きは viewport_preset="ipad_landscape")で崩れを検査する。
  4. 結果の分析とコード修正: AIが一致率や差分を分析し、レイアウトがズレているCSSやHTMLを自動で修正・再検証します。

7. 注意・制限事項 (環境による表示の揺らぎ)

比較アルゴリズム(ハッシュ計算や幾何判定)自体はプログラムとして決定論的ですが、以下の**プラットフォーム固有のレンダリング差(非決定的な要素)**により、同じWebコードであっても実行マシンによって比較結果に微細なブレが生じる場合があります。

  1. OS/ブラウザによるフォントレンダリングの差: フォントエンジン(MacのCoreText、LinuxのFreeTypeなど)の違いにより、文字のピクセル位置やアンチエイリアスの太さが微妙に変化します。
  2. ディスプレイ解像度 (DPI) の差: Retinaディスプレイ環境と非Retina環境では、スクリーンショットの画素数や縮小処理時のブレンドピクセルが変化します。
  3. GPUハードウェアアクセラレーションの差: ブラウザのGPUレンダリングによって、グラデーションや色の境界部分で数カラー値の微差が生じることがあります。
  4. 巨大画像: perceptual / strict はフルデコード前にヘッダ寸法を確認し、各辺 30,000px または総ピクセル 50,000,000 を超える入力は展開せずエラーにする(フルページ撮り直しミスなどによる OOM 防止)。超過時はリサイズまたは切り出しが必要。

8. セキュリティ上の注意(信頼モデル)

本サーバーはローカル実行のMCPサーバーとして設計されています。以下のパラメータで指定された ファイルパスはそのまま解決され、サーバープロセスの権限でローカルファイルシステムから 読み込まれます(ディレクトリ制限やサンドボックス化は行われません)。

  • image_path_a / image_path_b(perceptual / strict モード)
  • figma_layout_path(layout_tree モード)
  • web_layout_path(layout_tree / layout_integrity モード)

そのため、信頼できない入力に由来するパスをこれらのパラメータに渡す構成(例: 不特定多数の ユーザー入力をMCPクライアント経由で渡す、サーバーをネットワーク越しに公開する)では、 任意のローカルファイルを読み取られる可能性があります(パストラバーサル的な読み取り)。

安全に利用するための指針:

  1. 本サーバーを呼び出すMCPクライアント(Claude Desktop / Claude Code / Codex など)は、 ユーザー自身が設定した信頼できるものに限定してください。
  2. 本サーバーを信頼できないネットワーク越しに公開しないでください。
  3. 信頼できない入力を扱うシステムからファイルを渡す必要がある場合は、パスではなく 内容を直接渡せる image_a_base64 / image_b_base64(base64文字列)や figma_layout / web_layout(インラインJSON)を使用してください。

9. 破壊的変更 (Breaking Changes)

diff_image_path → diff_image (フィールド名変更)

perceptual モードのレスポンスにおいて、差分画像のフィールド名を diff_image_path から diff_image に変更しました。strict モードと命名を統一し、いずれのモードでも base64 data URI 形式で返却するようになりました。

影響: 既存クライアントが diff_image_path を参照している場合、フィールド名の更新が必要です。

なお generate_diff を false に指定した場合は差分画像を生成せず、diff_image は空文字列で返されます。

モード非対応パラメータの明示的エラー化

従来は、モードごとに効果を持たないパラメータ(例: perceptual / strict モードへの ignore_nodes、layout_tree モードへの max_diff_pixels、perceptual モードへの pass_rate)を指定しても警告なく無視され、呼び出し側は「除外・合格ラインが効いているつもり」のまま判定結果を受け取る状態でした。

これを防ぐため、モードごとのパラメータ許可マップによる照合を導入しました。非対応モードでパラメータを指定すると、比較を実行せずに parameter 'X' is not supported in mode 'Y' のツール実行エラー (IsError: true) を返します。

各パラメータが有効なモード:

パラメータ 有効なモード
image_path_a / image_path_b / image_a_base64 / image_b_base64 perceptual, strict
figma_layout / figma_layout_path layout_tree
web_layout / web_layout_path layout_tree, layout_integrity
ignore_nodes layout_tree, layout_integrity
count_extra_web / pass_rate / max_details layout_tree
ignore_region layout_tree, perceptual, strict, layout_integrity
generate_diff / diff_on_mismatch / diff_image_content / min_match perceptual, strict
max_diff_pixels / include_aa strict
threshold layout_tree, perceptual, strict (perceptual では min_match の後方互換エイリアスとして 1.0–100.0 を受け付ける。min_match との同時指定は不可)
viewport_preset / viewport_width / viewport_height layout_integrity

影響: 既存クライアントがモード非対応のパラメータを渡していた場合、それらの呼び出しはエラーになります。該当パラメータを除外するか、対応するモードで指定し直してください。

perceptual モードの min_match と threshold の同時指定

従来は perceptual モードで min_match と threshold を同時に渡すと、threshold は範囲検証もされず黙って無視され、min_match のみで判定されていました。呼び出し側は threshold が効いているつもりで結果を受け取り、誤った確信を得る状態でした(例: threshold=0.1 は min_match 未指定時には strict スケールとの混同としてエラーになる値でも、同時指定では無視されていました)。

これを防ぐため、image_path_a と image_a_base64 と同様に相互排他とし、同時指定時は比較を実行せずに only one of min_match and threshold can be specified のツール実行エラー (IsError: true) を返します。threshold 単独指定の後方互換は維持されます。

影響: 既存クライアントが perceptual モードで両方を渡していた場合、どちらか一方に揃えてください。新規呼び出しでは min_match を使ってください。